19日、
種子島に行きました。
一応、
生業はサラリーマンという事になっているおいらですが、
本業は海人だと言い張っており、出張=遠征の構図はもはや職場でも驚くものは居ない状況w
あ、自分の名誉と、
ぷくちゃんも見ているらしいので世間体のためにことわっておきますが、
仕事はまじめにやってますよ。(浜崎様ほど極端ではないです・・・。)
前置きはこの辺で、本題に入ります。
出張で種子島入りすることとなったわけですが、
朝一番の飛行機で島入りし、
15時台の飛行機にて鹿児島空港へ飛び立つという強行スケジュールで、
後続組(上司というか役員)が11時のフライトで到着するまでのわずかな時間のみ釣行を許されるという
過酷なミッションでした。
19日08:20鹿児島空港を飛び立ったJACの双発プロペラ機は、25分後には種子島空港に無事着陸していました。
気温は10℃程、天候曇り。
おまけにちょっと強めの風が吹いています。
空港前の日産レンタカーでマーチを受け取った後、一路、一番近い西岸の「星原港」を目指します。
坂道を下ること10分ほどで、到着。
風は空港ほどではありません。
港の一番奥にある小さい堤防から水面を望むと、水深約3m、付近にはきれいなテトラあり、底にも所々大きな石が転がっています。
そこにはベイトの群れは無いようでしたが、生命感を感じるすてきなポイントです。
早速、ゴロゴロトランクからパックロッドを取り出します。
今回の装備は、Cセット。
<遠征タックルCセットの内訳>
○ロッド:
湾人 WANDO VACANCE(バカンス) VS705FS3
○リール:ダイワ ルビアス2004(予備スプール1ヶ)
○ライン:
月ノ響(0.3号),
月下美人ライン彩(フロロ),
グランドマックス0.8/1.2/1.5号)
という構成です。
まずは、先週末、種子島メッキ用に買ってきた期待の新人、
フェイクベイツ50Sのアワビタイプ(新色!)を結び、
追い風に乗せてキャスト。
PEのスラッグを取って5カウント後、やや早巻き気味にメッキ向けのトゥイッチで攻めます。
事前情報で、この時期でもメッキが元気かもしれないことと、勝負を急ぐ必要があったため、
セオリー無視で、いきなり本気勝負です。
水面直下を、細かくウォブリングしながら時折ヒラをうつ正にフェイクベイツのアワビ君が駆け抜けます。
駆け抜けます。
いや、
駆けてきます・・・・。
「何じゃあのでかい陰!!」
フェイクベイツの後ろをチェイスしてくる
巨大魚(推定1m)←決して大げさではなく・・・。
こっちは月の響0.3号にリーダーはグランドマックスFXの1.5号です。
メバル用パックロッドのフニャ竿ですよ!
そんなデカイお客様と渡り合おう気は毛頭無く・・・。
とにかく全力巻きで一時避難。。。
目の前まで追ってきた巨大魚、いや巨長魚の正体は・・・
アオヤガラ(推定1m)
突然水面から消えていったフェイクベイツを探し回るようにキョロキョロしながら、足下にサスペンドしてます。
あかんやん。ヤガラなんて要らないし。。。しかもオイシくない方のアオヤガラじゃん。
やがて、来た方向に向かって、悠々と泳いでいきました。
違う方向に向かってキャスト。
「今度こそメッキちゃんカモーン♪」 (危険ですねぇ。離島で独り言ですよ。)
同じように、ガンガンにトゥイッチングで攻めます。
するとまたしても、巨長魚の陰がっ!
フェイクベイツ危うし!
緊急(高速巻き)避難だー!
絶対ポイント変えてやるー。
その時です。なんと、
真横から飛び出るアホ魚影がっ!
なんかヒットです。
デカそう。しかもあまりひかない。
手前に寄せます。
寄せます。
・・・・よせ。。。
結局ヤガラじゃぁぁぁん!!
悪夢です。
オロシタテのフェイクベイツ君、ヤガラさんのその
透き通った素敵なくちばしの真ん中あたりまで吸い込まれたところでフッキングしています。
ごめんなさい。ヤガラさん。
今すぐ助けるから暴れないでね、お願いね。
ロッドで抜きあげるのは不可能な約80cmのヤガラさん、水面で「シュウーッ!」って、吸い込む音がしてます。
グローブはしていたので、リーダーを握ってそーっと抜きあげ・・・・・
「ぽちょん。。。。」(ぴゅーっ!)←ヤガラさんの逃走する効果音
リーダーが(たぶん)口に触れて切れました。
フェイクベイツも残念ですが、あの口の構造からすると、いくらバーブレスフックとはいえヤガラさん、自力ではずすことはまず不可能だと思います。
申し訳ないことをしました。。反省です。
リーダーを2.5号に変えて、同じ仕様のフェイクベイツを再び結びます。
ポイントを変えるために、堤防沿いに歩くことにしました。
完全に風裏になる位置に、小魚の固まりがサスペンドしてます。(後で聞いたらキビナゴだとのことでした)
そこからちょっと離れた位置に・・・・点在する・・・・ヤガラの陰・・・。
ヤガラだらけです。多すぎです。
危険な場所でキャストはせず、足場の高い方へ上ります。
結構風が強く、モロ外海に面している防波堤。
水面まで裕に10m以上はあります。
やはり台風が直撃する地域、で太平洋上だということですね。
外面のテトラもデカく、サラシが広がっています。
とても雰囲気がいいところですが、何せ今日のオイラは遠征Cセットの身分。
足下もスパイクシューズではなくメレルのメッシュモック。
堤防の先端まで行き、眺めただけで戻ってきます。
長竿でヒラタックルでもあれば、さらなる幸せを追求できたかもしれませんw
いったん車まで戻り、反対側の堤防まで移動します。
そこで、漁師のおじさんに遭遇。
オイラ 「こんにちは、ここで魚釣りしても良いでしょうか?」
おじさん「いいよー。何つりに来たの?(現地語)」
オイラ 「エバの子を。メッキです。」
おじさん「さっきまで底の堤防の真ん中で釣ってた○○さんが4つ持って帰ったよ」
オイラ 「マジっすか!!どんくらいの大きさ?」
おじさん「20cmくらいかなぁ」
希望に期待がふくらみます。
大外堤防ほどではありませんが、その昔外堤防だった場所?それなりに足場が高く、
風もだんだんあがってきてます。
それでも果敢に挑みますが、フェイクベイツでは無理なので、5gのジグに切り替え。
ラインもフロロに。
ヴァカンス705には少々重めのタックルですが、リミットタイムまであと30分を切っています。
リフト&フォールでリズムよく攻めます。
30投ほどしましたが反応なし。
リミットまで15分を切ったところで、さらに風が強くなり、終了としました。
結局、1ヒット1バラシのアオヤガラ。
漁師のおじさんは
「エバが釣りたかったら11月にまたおいで。去年、
すぐそこで1日に200匹以上つれたぞ。」
・・・・・・・そうですね。できればリベンジしたいです。。。
とぼとぼとタックルをバラして、旅行用トランクにしまい込み、空港を目指したのでした。。。
次回は博多港(出会い編)です。メバルねらいの博多港、渋い状況の中、何がヒットするのか・・・・。